本データベースには独自の検索機能、『逆引き検索』を実装しています。ここでは『逆引き検索』についての説明等を記載しています。
『逆引き検索』とは?
新たなカードの登場によって『逆引き検索』で引っかかる「パートナーカード」は増えていきます。オリジナルのデッキ構築の参考にしたり、ブランクがあるプレイヤーはその間に登場したカードによって自分が使っていたカードが使いやすくなっているかどうか確認に使ってみて頂けたらと思います。
『逆引き検索』の方法
まずは『カードデータ検索』や『カードリスト検索』からターゲットとなるカード探しだします。
カードデータ画面に移動したら、ターゲットカードの情報の下に存在するボタンを押すだけで『逆引き検索』が開始され、各ボタンに対応した検索結果が表示されます。

※現在の問題点として、『逆引き検索』の結果が表示されるまでかなりの時間がかかる項目があります。今後処理速度を改修していく予定です。
『逆引き検索』の種類
ターゲットカードの種類によって、検索可能な『逆引き検索』の検索対象が異なります。ターゲットカードに対して実行できる『逆引き検索』と、検索対象として引っかかるパートナーカードのルールを記載します。少々数が多いので下のボタンを押せば展開できます。
『逆引き検索』の基本ルールと諸注意
『逆引き検索』は現状様々な問題を抱えており、正確な検証・検索ができているとは言い難く、最終的には自身での確認が必要になる場合があることに注意してください。基本的に、以下のルールに基づいて検索結果を出力しています。
- 可能な限り『ターゲットカードの元々のカードステータス』から検証を行う
- 発動条件があるカードは『発動条件を満たした』と仮定して検証を行う
- ターゲットカードはメインデッキ・EXデッキに同名カードが3枚存在する状態で検証を行う
- ターゲットカードの「特殊召喚制限」・「名称変更」などを考慮して検証を行う
- 『逆引き検索』の結果はターゲットカードとパートナーカードのテキストの内容から判断できること「のみ」で処理が行われる
可能な限り『ターゲットカードの元々のカードステータス』から検証を行う
『逆引き検索』は各々のカードが持つ元のステータスを参照し検索を行っています。そのためターゲットカード、並びにパートナーカードのステータスが別のカード効果で変化している場合、コンボの範囲が広くなる場合があります。『逆引き検索』に引っかからないカードでも、レベルの変更や属性・種族の変更で特殊召喚やサルベージが可能になります。
具体例:シューティング・ライザー・ドラゴン
②:相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
「シューティング・ライザー・ドラゴン」は「自分自身を素材に含めた効果によるシンクロ召喚」を行う効果を有しています。「シューティング・ライザー・ドラゴン」の元々のレベルは7の為、自身を素材にしてシンクロ召喚を行った場合は「レベル8以上のシンクロモンスター」を特殊召喚できます。そのため「EXデッキからモンスターを特殊召喚」の『逆引き検索』では「レベル8以上のシンクロモンスター」にこのモンスターが検索結果として表示され、「レベル7以下のシンクロモンスター」には表示されません。
しかし実際のデュエルでは「シューティング・ライザー・ドラゴン」のレベルを下げることで「レベル7以下のシンクロモンスター」も特殊召喚できることを留意してください。
発動条件があるカードは『発動条件を満たした』と仮定して検証を行う
カードによっては、その効果を発動する際に条件があり、その達成度合いによって特殊召喚やサーチ、サルベージの範囲が変化するカードがあります。そのようなカードについては「その条件を満たした」と仮定して『逆引き検索』に表示しています。実際のデュエルではカードの発動はできても、条件と達成度合いについては特殊召喚などができない場合もあります。「理屈上は可能」という感じです。
具体例:トークン生誕祭

自分フィールド上の同じレベルのトークンを2体以上リリースして発動できる。 このカードを発動するためにリリースしたトークンと同じレベルのモンスターを、リリースしたトークンの数まで自分の墓地から選択して特殊召喚する。
ターゲットカード(墓地から特殊召喚したいカード)と「同じレベルのトークンをリリースした」と仮定して『逆引き検索』の結果に表示しています。
仮に「レベル12」のモンスターを「墓地から特殊召喚」する際に、「元々のレベルが12のトークンがこのゲームに存在していない」としても、「トークンのレベルを12に変更してリリースした」と、無理やりにでも「発動条件を満たした」と仮定しています。
ターゲットカードはメインデッキ・EXデッキに同名カードが3枚存在する状態で検証を行う
パートナーカードの中には「フィールドのモンスターを対象にとり、同名カードをメインデッキから手札に加える」といったように、同名カードがデッキの中にある状況を要求するものが存在します。このようなカードに対応するため、「メインデッキ・EXデッキに同名カード(ターゲットカード)が3枚存在する」と仮定して検証を行います。ちなみにこのルールは「準制限・制限・禁止」カードも同じであり、「ターゲットカードが制限カードだから『逆引き検索』に表示されない」というようなことはありません。
具体例:ロスト・ネクスト

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。自分のデッキから選択したカードと同名カード1枚を墓地へ送る。
「ロスト・ネクスト」のように、フィールドのモンスターを対象にとることで、墓地に送ったり、サーチしたりするカードが存在します。対象にとったカードが制限カードだった場合、デッキの中には同名カードは存在しないため効果処理はできませんが、『逆引き検索』の結果には表示されます。(表示しないようにすることは可能ですが、レギュレーション改定の度に作業するのがしんどいんです(-_-;)
ターゲットカードの「特殊召喚制限」・「名称変更」などを考慮して検証を行う
『逆引き検索』は実戦のデュエルに活用するために、「特殊召喚制限」・「名称変更(カテゴリ扱い)」・「種類の変更」などを考慮してプログラム構築しています。「特殊召喚制限」はターゲットカードが各場所からの特殊召喚が可能かどうかを検証して検索結果を表示します。例えば「時械神メタイオン」は「メインデッキから特殊召喚できない」という召喚制限をもっているため、「メインデッキから特殊召喚」の『逆引き検索』の結果には、「攻撃力1500以下の炎属性を特殊召喚」という条件を満たしているはずの「UFOタートル」といったカードが表示されません。ただし、「召喚条件を無視して特殊召喚」が可能な「時械巫女」は検索結果に表示されます。「名称変更」や「種類の変更」についても同様で、変更されたカード名や種類を用いてサポートを受けれるかどうかを判定しています。

このカードは通常召喚できない。自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
特殊召喚モンスターはほとんどがその性質上、「メインデッキからの特殊召喚」および「手札からの特殊召喚」が不可能なため、基本的には「召喚条件を無視して特殊召喚」の効果を持つカードでなければ『逆引き検索』に表示されません。

このカードは通常召喚できない。「バスター・モード」の効果及びこのカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる。
「スターダスト・ドラゴン/バスター」のように、特定のカードの効果でのみ特殊召喚可能なモンスターに対しても、その特殊召喚制限を考慮して『逆引き検索』を行います。「このカード効果は『バスター・モード』の効果として扱う」といったカード名の効果としてアクションを行うカードも『逆引き検索』で引っかかります(例:バスター・モード・ゼロ)。

このカード名はルール上「クリボー」カードとしても扱う。
「クリバー」はゲームプレイ中、「クリボー」と名の付くモンスターとして扱われます。そのため一例として「メインデッキから特殊召喚」の『逆引き検索』には"「クリボー」モンスター"をメインデッキから特殊召喚することができる「ジェネレーション・ネクスト」が表示されます。しかし「クリボー」を名称指定でメインデッキから特殊召喚する効果を持つ「クリボーを呼ぶ笛」では「クリバー」を特殊召喚できません(『逆引き検索』に表示されません)。

①:このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
「デュアル」モンスターの共通効果です。墓地で「通常」モンスターとして扱う為、通常モンスターに対応するカードが『逆引き検索』に引っかかります。
『逆引き検索』の結果はターゲットカードとパートナーカードのテキストの内容から判断できること「のみ」で処理が行われる
「融合召喚」、「エクシーズ召喚」、「シンクロ召喚」、「リンク召喚」など、「EXデッキからモンスターを特殊召喚する」というプログラム処理は非常に複雑で、正しくターゲットカードとパートナーカードの整合性を併せることができません。そのため、『逆引き検索』の結果で表示されたパートナーカードが本当にターゲットカードを特殊召喚したりできるのか、ご自身で精査する必要があります。「素材になるモンスターの不確定要素」や「ターゲットカードとパートナーカード以外の情報を加味して検証する」といった点を現状ではプログラムに反映できないからです。かなり説明しにくいのでどういった注意が必要なのかは下記の具体例を参考にして下さい。


「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
①:自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。その際、融合素材モンスターは全てアンデット族モンスターでなければならない。
「青眼の究極竜」に対し「EXデッキから特殊召喚」の『逆引き検索』を実行すると、「幽合-ゴースト・フュージョン」が検索結果に表示されます。「幽合-ゴースト・フュージョン」はアンデット族しか融合素材にできません。「青眼の究極竜」の融合素材である「青眼の白龍」はドラゴン族であり、一見すると特殊召喚に用いることができないように思われますがこれはバグではなく『逆引き検索』の仕様です。
「青眼の究極竜」の融合素材に必要なものは、「融合素材のカード名が"青眼の白龍"」であることであり、種族に関しては指定されていません。例えば、「アンデットワールド」などで種族をアンデット族に変更し、「青眼の白龍」のカード名を持つモンスター3体と「幽合-ゴースト・フュージョン」で、理屈の上では「青眼の究極竜」を融合召喚できるため、検索結果として表示されています。


Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター2体以上
①:自分フィールドに「PSYフレーム」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。自分フィールドの「PSYフレーム」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
「シューティング・クェーサー・ドラゴン」に対し「EXデッキから特殊召喚」の『逆引き検索』を実行すると、「PSYフレーム・サーキット」が検索結果に表示されます。『逆引き検索』のプログラム処理では"理屈上では「PSYフレーム・サーキット」で「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を特殊召喚できる"と判断されたため、検索結果に表示されますが、実際のデュエルでは特殊召喚できません。
「PSYフレーム・サーキット」は「PSYフレーム」モンスターのみシンクロ素材に扱うことができ、かつ、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」の素材指定は、「シンクロチューナー + チューナー以外のシンクロモンスター2体以上」であり、この説明を記載している現在:2022年3月15日の段階では、"「PSYフレーム」モンスターの「シンクロチューナー」が存在しない"ため"逆引き検索では検索結果に出現しても、「PSYフレーム・サーキット」で「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を特殊召喚できない"ということを、自身で判断しなければならない点はご了承ください。
『逆引き検索』はこの例のように、「素材となるモンスターの情報」を考慮した検証が現状できません。ターゲットカードとパートナーカードの双方の情報のみで検証しています。今回の場合、もし今後「PSYフレーム」モンスターの「シンクロチューナ―」が登場した場合は、「PSYフレームシンクロチューナー + PSYフレームシンクロモンスター2体」で「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を特殊召喚できるようになります。


レベル13モンスター×5
「ギアギアチェンジ」は1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の墓地の「ギアギアーノ」モンスター2体以上を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターのみを素材としてXモンスター1体をX召喚する。
「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」に対し「EXデッキから特殊召喚」の『逆引き検索』を実行すると、「ギアギアチェンジ」が検索結果に表示されます。『逆引き検索』のプログラム処理では"理屈上では「ギアギアチェンジ」で「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」を特殊召喚できる"と判断されたため、検索結果に表示されますが、実際のデュエルでは特殊召喚できません。露骨に違和感を感じますよね(;^ω^)
「ギアギアチェンジ」は墓地から「ギアギアーノ」と名のつくモンスターを特殊召喚し、間髪入れずエクシーズ召喚に繋げる速攻魔法です。この効果には墓地から特殊召喚するモンスター数、レベル、特殊召喚先のモンスターのランクや名称指定などに指定がされていないため、プログラムの処理では「特殊召喚が可能」と判断されています。しかしこの説明を記載している現在:2022年3月15日の段階では、"レベル3以外の「ギアギアーノ」モンスターが存在しない"ため、"逆引き検索では検索結果に出現しても、「ギアギアチェンジ」で「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」を特殊召喚できない"ということを、自身で判断しなければならない点はご了承ください。
(極端な話…「レベル13のギアギアーノ」が5体登場した日にはこのカードでヌメロニアスを特殊召喚できるのかムネアツダナー